アメリカのIT大手メタは、自社が提供するAI=人工知能アプリ「Muse」について、先行するオープンソースのプロジェクト「OpenClaw」から製品として大きな影響を受けて開発したと明らかにしました。
メタのAI開発部門である超知能ラボ(MSL)のプロダクト責任者、ナット・フリードマン氏は、SNS上で「Muse」の開発経緯について説明しました。それによりますと、「Muse」自体はゼロから構築されたものであるものの、製品としては「OpenClaw」から強いインスピレーションを受けたということです。
フリードマン氏は、メタの開発チームが「OpenClaw」を高く評価していたと明かしました。そのうえで、「OpenClaw」のような機能を持ちながら、数十億人が安全かつ簡単に利用できるサービスを構築することが目標だったとしています。
SNS上では、AI開発者などの間で「Muse」と「OpenClaw」のシステムファイル名や、AIの性格などを定義するファイルの内容がほぼ同一であるという指摘が相次いでいました。
こうした指摘に対し、フリードマン氏はファイル名や内容を模倣した理由について、「『OpenClaw』の開発者のアプローチが完全に的確だったと考えたためだ」と述べ、類似性を否定しませんでした。
メタはこれまでも、有望なサービスの優れた機能を自社の製品に取り入れる戦略をとってきたことで知られています。
現在、「Muse」はアメリカのアプリストアでダウンロード数の1位を獲得するなど、大きな反響を呼んでいます。データによりますと、その普及のペースは「ChatGPT」の公開時を上回っているということです。
この件について、メタの広報担当者はフリードマン氏の声明を引用し、それ以上の追加のコメントはないとしています。
