メタは10月19日、Facebook Marketplaceにおいて新たな協力ツールやソーシャル機能、AI統合を導入すると発表しました。
この新機能には、利用者がリスティングをグループ化し、友人を招待することができる「コレクション」機能があります。利用者はリスティングを保存し、新しいコレクションを開始し、公開または非公開を選択できます。その後、友人をコレクションに追加し、フィード、メッセンジャー、WhatsAppなどを通じて更新を共有することが可能です。
また、メタは共同購入のテストを行っており、利用者は友人を販売者とのチャットに招待することができます。これにより、ピックアップの調整や価格交渉、質問への回答が容易になるということです。
これらの新しい協力機能は、例えばルームメイトが新しいアパートの家具を探している場合や、購入候補についてパートナーと情報を共有したい場合に役立つとしています。
さらに、メタはMeta AIの統合を進めており、Marketplaceをより有用にすることを目指しています。これにより、利用者がMarketplaceでの滞在時間を増やし、他のEコマースプラットフォームに対抗する競争力を強化する方針です。
Meta AI統合の一環として、購入時に適切な質問をするための支援を開始します。利用者が販売者とのチャットを開始すると、「質問の提案」ボタンが表示されます。これをタップすると、リスティングや会話の詳細を基にMeta AIが質問を提案します。
また、Marketplaceでの車両リスティングにはAIインサイトが導入され、エンジンオプション、安全評価、トランスミッションタイプ、座席と貨物容量、レビュー、価格情報などの主要な詳細がAI生成されたインサイトで表示されます。
メタはまた、リスティングに直接反応やコメントをすることができるようになると発表しました。これにより、他の人が商品の品質について学び、新しい発見をするのに役立つとしています。Marketplaceはシンプルなデザインで知られているため、この変更がどのように受け入れられるか注目されます。
さらに、利用者が商品を気に入った場合、Marketplaceはその興味を学習し、好みに合った商品を表示するということです。
今年初めから、メタはeBayやPoshmarkの在庫をMarketplaceに統合し、ファッションやエレクトロニクスなどのカテゴリーでの購入オプションを増やしています。パートナーリスティングはアイコンで表示され、Marketplaceフィード全体に統合されています。購入準備が整った際には、パートナーのサイトに移動してチェックアウトすることができます。
改善されたチェックアウト体験として、購入者は送料や税金を含む総費用を事前に確認でき、注文状況の変更通知を受け取ることができるようになります。
