メタ社は、インスタグラム責任者のアダム・モッセリ氏の下で運営されていたスレッズの新しい責任者として、AI製品担当のコナー・ハイズ氏を任命したと発表しました。ハイズ氏は9月中旬から新たな役割を開始し、スレッズの製品、デザイン、エンジニアリング、研究チームを指揮することになります。日常業務の責任はハイズ氏に移行し、モッセリ氏は引き続き報告を受ける形となります。
今回の人事は、スレッズがインスタグラムの付随アプリ以上の存在として真剣に扱われ始めたことを示すものです。モッセリ氏はスタッフへのメモで「スレッズの成熟度を考慮し、専任のアプリリーダーが必要だと判断した」と述べています。
ハイズ氏は2011年からメタに在籍し、インスタグラムやフェイスブックで様々な製品役職を経験してきました。また、スレッズの初期バージョンの開発チームにも参加していました。
スレッズは最近、モバイルでのアクティブユーザー数が増加しており、9to5Macによると、Xの132百万に対しスレッズは115百万のモバイル日次アクティブユーザーを記録しています。この動きは、メタがAI生成コンテンツをユーザーのフィードにテストし続ける中で、スレッズをAI機能のテストベッドとして利用する可能性を示唆しています。