アメリカのIT大手メタは、パソコンのシステム全体で音声入力ができるMac向けの新しいAIアプリを発表しました。
このアプリは「Muse Spark」と呼ばれるAIモデルを活用しており、パソコンの画面上の情報を読み取り、その内容に基づいた質問に答えることができるということです。
メタによりますと、この音声入力機能は、ほかの音声認識ツールと同様に、すべてのアプリ上で利用できるとしています。先月には、アメリカのグーグルもMac向けのAIアプリ「Gemini(ジェミニ)」を更新し、システム全体での音声入力機能を導入しています。
今回のMac向けアプリの提供は、企業向けのAI機能強化の一環です。事業者は、自社のインスタグラムやフェイスブックのアカウント、広告キャンペーンのデータのほか、グーグルの業務ソフト「Google Workspace」をメタのAIと連携させることができます。これにより、AIに質問するだけでビジネスに関する分析結果を得られるということです。
具体的には、広告キャンペーンの成果や利用者の反応を示すデータを提供し、どの投稿が効果的だったかを把握できるようになります。さらに、公開されているデータに基づいて、競合他社に関する情報にもアクセスできるとしています。
また、ビジネスツールとの連携により、AIが企画書の作成や文書、表計算シートの草案を作成することも可能になるということです。
メタは現在、通信アプリの「ワッツアップ」やインスタグラムにおいて、顧客対応や問い合わせを自動化する企業向けAIツールの提供に注力しています。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は決算発表の電話会見で、「企業向けにAIエージェントを提供し、業務を代行させることには大きなビジネスチャンスがある」と述べ、企業の業務自動化を積極的に支援していく方針を示しています。
