アメリカのIT大手メタ(Meta)は、従来のAIモデル「Llama(ラマ)」に代わる新たな人工知能モデル「Muse Spark(ミューズ・スパーク)」を開発し、一般向けに公開したと発表しました。
メタは昨年、AI開発の体制を再編し、新たな専門チーム「Meta Superintelligence Labs」を立ち上げて開発を進めてきました。今回発表された「Muse Spark」は、同社が今後展開する新たなAIモデル群の第一歩に位置づけられています。
メタによりますと、この新モデルは画像やテキストなどを組み合わせたマルチモーダルな認識や推論のほか、健康分野のタスクにおいて高い性能を発揮するということです。本日から同社のAIアプリを通じて利用可能となっています。
また、他社の最先端モデルに対抗するため、複数のAIエージェントを並列で推論させる新たな機能「Contemplating(熟考)モード」を段階的に提供する方針です。これにより、極めて複雑な課題においても大幅な能力向上が見込めるとしており、各種の性能テストで競合他社の最新モデルに匹敵する結果を出したとしています。一部の提携企業向けには、専用の接続システム(API)のテスト版も公開するということです。
さらに、健康分野での活用を強化するため、1000人以上の医師と協力して学習データを構築したということです。これにより、食品の栄養成分や運動時の筋肉の動きなどについて、より正確で詳細な情報を提供できるとしています。
メタは今後も、長期的なタスク処理やプログラミングなどの分野で開発への投資を継続し、自社によるAI技術の競争力をさらに高めていく方針です。
