IT大手メタは、独自ブランドとなる新型のスマートグラス「メタ・グラス」を新たに展開し、299ドル(約4万6000円)からの価格で発売したと発表しました。
この製品は、眼鏡レンズ大手の「エシロールルックスオティカ」との提携によって製造されます。これまで展開してきた「レイバン」などのブランド名を使用せず、メタ独自のブランドとして販売されるということです。本日から複数の国で販売が開始され、多様な色やレンズの組み合わせが用意されています。
ウェアラブル端末の市場で競争が激化する中、メタは同分野への事業展開をさらに強化する方針です。調査会社「カウンターポイント・リサーチ」のデータによりますと、メタとエシロールルックスオティカはすでにこの分野の最大手であり、推定で80%以上の市場シェアを占めているということです。
新型の「メタ・グラス」には画面(ディスプレイ)は搭載されていませんが、カメラと小型スピーカーが内蔵されています。本体には専用のボタンが配置されており、標準設定では同社の人工知能「メタAI」を起動できるほか、特定の機能を割り当てるようカスタマイズすることも可能だとしています。
バッテリーの駆動時間は8時間以上で、付属の携帯用充電ケースを使用することで最大40時間の追加利用ができるということです。
デザインについては、長方形のフレームを採用した「メタ・アドベンチャー」、男性向けに四角い形状を強調した「メタ・フューリー」、そしてアメリカのモデル、カイリー・ジェンナー氏と共同でデザインした細身の楕円形フレーム「メタ・グラス・バイ・カイリー」などが展開されます。
メタによりますと、搭載された「メタAI」は、スポーツの試合結果や地元の飲食店の情報について回答できるほか、利用者の視界に入っているものを認識し、日常生活をサポートする機能も備えているということです。
今後、徒歩での移動を音声で案内する「歩行者ナビゲーション」機能が追加される予定です。さらに、リアルタイム翻訳機能の対応言語として、日本語、中国語、ヒンディー語、韓国語など新たに14言語が追加される方針です。
スマートグラスをめぐっては、先週、IT企業の「スナップ」が2195ドル(約34万円)の消費者向け端末「スペックス」を発表したばかりで、各社による開発競争が一段と活発になっています。
