動画共有サービス大手のYouTubeは、音楽配信サービス「YouTube Music」において、生成AI「Gemini(ジェミニ)」を活用した新機能「Ask Music」へのアクセスを容易にする画面変更や、新たなAI音声ガイド機能を年内に追加すると発表しました。
これは同社が開催したイベント「Made on YouTube 2026」の中で明らかにされたものです。モバイル版アプリの画面右上にGeminiのアイコンが新たに配置され、利用者がより簡単に「Ask Music」を起動できるようになるということです。アイコンをタップすると、チャット画面が下から引き上げられる仕組みとなっています。
画面下部の入力欄では音声入力も可能で、「ミックスリストの作成」「アーティストの発見」「ポッドキャストの検索」といった質問の候補が提示されます。また、プレイリストの編集時など、関連する操作を行っている際にも「Ask Music」が自動的に提案されるとしています。さらに、再生リストのカスタマイズやアーティストの背景情報を深く掘り下げるなど、AIが自律的に機能する要素も強化される方針です。
あわせて、「Your Podcast Lineup(あなたのポッドキャスト・ラインナップ)」と呼ばれる新機能も発表されました。これは「パーソナライズされたAI音声ガイド」として機能するもので、利用者の好みに合わせたおすすめの番組やエピソード、推奨する理由などを毎週音声で紹介するということです。
この機能は音声生成AIを活用しており、画面を見ずにハンズフリーで利用できるとしています。これらの新機能は、世界の「YouTube Premium」および「YouTube Music Premium」の有料会員を対象に、年内から順次提供やテストが開始される方針です。同社は、自社サービスへのAI技術の統合をさらに深めることで、利用者の利便性向上とエンゲージメントの強化を図る狙いがあるものとみられます。
