動画やポッドキャストの収録ツールを提供するIT企業「Riverside(リバーサイド)」は、利用者が自身のコンテンツをニュースレターとして配信できる新たな機能を導入したと発表しました。
同社によりますと、この新機能は、既存のニュースレター配信サービスと直接競合することを目指すものではないということです。利用者がすでに作成している動画や音声のデータを、AI(人工知能)を活用してニュースレターの文章に変換し、アプリ内から直接配信できるようにするとしています。また、AIを使用せずにゼロからニュースレターを作成することも可能だということです。
Riversideの共同創業者でCEO(最高経営責任者)を務めるナダブ・ケイソン氏は、「多くの人にとって、文章をゼロから書くよりも話すことの方が自然で簡単です。すでに収録された会話の中にアイデアは存在しているため、別のツールで一からやり直すのではなく、少ない労力でニュースレターを作成できるよう支援します」と述べています。
さらに同社は、収録システムの機能拡充も行う方針です。複数のカメラを使った録画への対応や、遠隔地にいるゲストを収録に参加させる機能を追加するとしています。
また、新たなAI機能も導入されます。収録終了直後にAIが自動で初期編集を行うほか、さまざまなSNS向けの宣伝文やコンテンツを作成できるということです。加えて、対話型の動画ポッドキャストのデータを用いて学習させたAIにより、映像の明るさや奥行き、鮮明度を向上させる機能も追加されるとしています。
Riversideはこれまでに6000万ドル(約93億円)以上の資金を調達しています。近年、コンテンツ配信のプラットフォーム各社は、収益源の多様化や拡大を図るため、新たな配信手段に参入する動きを強めています。今年3月にはニュースレター配信の「Substack」がRiversideと競合する収録機能を追加したほか、4月には「Beehiiv」がポッドキャスト事業に参入し、6月にはSNSの「Mastodon」が投稿をニュースレターとして配信する方針を明らかにしていました。
