米国の動画配信サービス「ピーコック」は、すべての料金プランを値上げすると発表しました。
発表によりますと、広告付きの最も安価な「セレクト」プランは、月額7.99ドル(約1240円)から8.99ドル(約1390円)に引き上げられます。また、広告付きの「プレミアム」プランは10.99ドル(約1700円)から12.99ドル(約2010円)に、広告なしの「プレミアム・プラス」プランは16.99ドル(約2630円)から19.99ドル(約3100円)に、それぞれ値上げされるということです。
新たな料金は、新規および再登録の利用者に対しては8月18日から適用されます。既存の利用者については、9月17日以降の次回請求日から新料金が適用されるとしています。なお、現在の年間契約者やキャンペーン期間中の利用者は、期間が終了するまで従来の料金が維持されます。
同社はサポートページにおいて、「今回の料金改定は、視聴者に最高の体験を提供し続け、市場での競争力を維持するとともに、あらゆるジャンルで独自のコンテンツを配信するためのものです」と説明しています。
ピーコックは近年、サービスの機能拡充を進めています。最近では、人気番組の映像を用いたAI駆動型の縦型動画フィードを導入しました。さらに今後は、スマートフォンの画面に最適化するため、AIがリアルタイムで映像を切り抜く縦型ライブ配信機能も追加する方針です。
また、AIゲームのスタートアップ企業である「Wolf Games」が開発した2つの新作ミステリーゲームの配信も開始しています。
先月には、親会社のNBCユニバーサルが、2027年初頭から米国の「YouTube Premium」加入者向けにピーコックのプレミアムプランを提供する提携を発表しました。
2020年にサービスを開始したピーコックは、プロバスケットボール(NBA)のプレーオフやサッカーのワールドカップなどの配信が好調で、加入者数が4800万人に増加しました。これにより、先月にはサービス開始以来初となる四半期黒字を計上したということです。
動画配信市場では、ネットフリックスや「HBO Max」など、各社が相次いで値上げを行っています。ピーコックも近年、段階的に料金を引き上げており、直近の2025年7月の改定では3ドル(約460円)の値上げを実施しました。今回の発表は、過去4年間で4回目の値上げとなります。
