アメリカの大リーグ(MLB)の試合データを活用し、レトロなゲーム画面のようなピクセルアートでリアルタイムに試合状況を伝えるウェブサイト「Ribbie(リビー)」を開発したと、アメリカのIT技術者が発表しました。
開発したのは、アメリカ・サンフランシスコのIT企業で共同創業者を務めるエリック・ブラウンロウト氏です。同氏によりますと、既存のスポーツ専門局などが提供するデータ中継アプリの画面が単調であると感じたことから、独自の視覚化ツールとして開発したということです。
このサイトでは、大リーグが公開している公式のデータ通信技術(API)を利用しています。各球場や選手の特徴を捉えたピクセルアートが表示され、スコアや投手、打者、塁上の走者の状況などを視覚的に確認できる仕組みとなっています。また、利用者が独自の選手リストを作成して成績を追跡できる機能も追加されたとしています。
ブラウンロウト氏は、開発にあたって対話型の生成AIなどを活用したということです。「通常であれば数か月かかる作業を、AIを活用することで数回の週末で完成させることができた」と話しています。
一方、選手のデータや画像の利用に伴う著作権などの懸念について、同氏は過去の裁判例で「野球の統計データは事実であり、著作権の対象にはならない」と判断されていると指摘しました。そのうえで、このサイトは完全に無料で提供される非営利のファンプロジェクトであり、法的な問題はないという見方を示しています。
今後は、効果音やより詳細なアニメーションを追加する方針で、利用者がより楽しめるような改良を進めていくとしています。
