アメリカのスタートアップ企業「オペレーション・ブルーバード」は、新たなSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「Twitter.now」のテスト版を公開したと発表しました。この企業の設立メンバーには、旧ツイッター(現X)の元商標担当弁護士であるスティーブン・コーツ氏が含まれているということです。
アメリカのメディアによりますと、X社は昨年、同社が「Twitter」という名称のSNSを立ち上げることを差し止めるよう求め、裁判所に提訴しました。これに対し、オペレーション・ブルーバード社は「X社は『Twitter』や『Tweet』といった商標権をすでに放棄している」と主張しています。
コーツ氏はSNS上で、旧ツイッターを単に再現することが目的ではないと説明しています。「X社がツイッターのブランドを廃止した際、私たちは信頼や透明性、そしてユーザーの選択肢を重視した新たな公共の場を構築する機会だと捉えた」としています。
さらに、「不透明なアルゴリズムではなく、ユーザー自身が情報の信頼性や表示される内容を判断できるツールを提供する、全く異なるサービスを開発している」と強調しています。
現在、このサイトはテスト段階にあり、早期アクセスには20ドル(約3100円)の費用がかかるということです。公式ウェブサイトによりますと、「VERA」と呼ばれるAI(人工知能)システムを導入しており、投稿内容の検証や情報源の提示を行い、信頼度をスコアとして表示する仕組みだとしています。ユーザーはこのスコアを基準に設定し、信頼性の低い投稿を非表示にできる方針です。
一方で、SNSにおける不適切コンテンツの管理(モデレーション)は、多くのプラットフォームにとって共通の課題となっています。利用者が増加するにつれ、イーロン・マスク氏による買収前の旧ツイッターや、新興SNSの「ブルースカイ」などと同様に、コンテンツ管理のあり方が問われることになります。
オペレーション・ブルーバード社はメディアの取材に対し、現在初期バージョンであるAIシステム「VERA」を活用してこの課題に取り組む姿勢を示しています。同社は「近い将来、機能を拡張した『VERA 2.0』を導入し、ユーザーが設定した基準以上の投稿のみを表示できるようにする計画だ」としています。
