AIプラットフォームのOpenRouterは、開発者が明らかにされていない新たな人工知能(AI)モデル「Ox Alpha」を公開したと発表しました。これを受け、インターネット上では開発元を巡る憶測が広がっているということです。
このAIモデルは無料で公開されており、説明によりますと「プログラミングや継続的な自律型作業、および実務向けに設計された推論モデル」だということです。また、OpenRouterの買収を進めているアメリカの決済大手ストライプのパトリック・コリソン最高経営責任者(CEO)は、SNS上でこのモデルについて「非常に印象的だ」と評価しています。
「Ox Alpha」の開発元は現在のところ不明です。OpenRouterの掲載情報では「ステルスモデル(非公開モデル)」と記載されており、「プレビュー期間中は匿名を希望するサードパーティのプロバイダーによって開発・運営されている」としています。
こうした中、開発元を巡っては中国企業が関与しているのではないかという見方が広がっています。AIアナリストのアンドリュー・カラン氏は、当初は中国企業「Z.ai」が開発した「GLM」モデルではないかとの推測が中心だったものの、「現在の時点では確証を持てない状況になっているようだ」と指摘しました。
また、テクノロジー系メディアの報道でも、当初は「GLM」である可能性が指摘されていましたが、その後、アメリカのIT大手マイクロソフトの未発表モデル「MAI」である可能性も浮上しているということです。さらに、インターネット上の掲示板では「中国企業のものではない」と主張する投稿がある一方で、「中国企業によるものである可能性が高い」とする意見も出されるなど、見方が分かれています。
