アメリカのIT大手アップルは、タブレット端末「iPad mini(アイパッド・ミニ)」の新たなモデルを近く発売すると発表しました。有機ELディスプレイの搭載や防水性能の向上など、大幅な刷新が行われる見込みだということです。
最大の変更点として、新たなモデルには有機ELディスプレイが採用される方針です。従来の液晶パネルから移行することで、より深みのある黒や豊かな色彩、高いコントラストが表現できるようになるとしています。一方で、画面を滑らかに表示する技術が搭載されるかどうかについては、現時点で情報が分かれています。
また、製品の心臓部となる半導体チップには、最新の「A19 Pro」または「A20 Pro」が搭載されるとみられています。これにより処理能力が大幅に向上し、将来の基本ソフト(OS)における高度なAI(人工知能)機能にも対応する見通しだということです。アップルとしては、AI技術の活用を見据えて端末の性能強化を図り、市場での競争力を高めるねらいがあるとみられます。
さらに、アメリカの経済メディア「ブルームバーグ」は、アップルがスマートフォン「iPhone」と同様の防水性能を持たせるため、新たな設計のテストを行っていると報じました。これが実現すれば、電子書籍リーダーとして利用するユーザーなどに向けて、耐久性を高めることができるとしています。
このほか、スピーカーの穴をなくし、振動を利用して音を出す新たな技術が採用される可能性も指摘されています。これにより、端末の防水化がさらに進むということです。
発売時期について、ブルームバーグは、アップルが早ければ今年10月にも新たなモデルを発売する目標を掲げていると報じています。
価格については明らかになっていません。アップルは今年7月、現行モデルの価格を499ドル(約7万7000円)から599ドル(約9万3000円)に引き上げたと発表しています。現在、通信販売大手のアマゾンでは569ドル(約8万8000円)で販売されていますが、新たなモデルは有機ELディスプレイの搭載によってさらに価格が上昇する可能性もあるということです。
