映画ファン向けのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)である「Letterboxd(レターボックス)」について、同社の株式の過半数を保有するカナダの投資会社が、売却に向けた協議を進めていると報じられました。
「Letterboxd」は、利用者が映画の評価や感想を共有し、互いに作品を推薦し合うことができるサービスです。近年、ミレニアル世代やZ世代と呼ばれる若者を中心に人気を集めており、利用者の数が急速に増加しています。
アメリカのメディアの報道によりますと、同社の株式の約60%を保有するカナダの持ち株会社「Tiny」が、保有する株式の売却を検討しているということです。売却先としては、アメリカの放送局CNBCなどの親会社である「Versant」や、ハリウッドのエンターテインメント情報を扱うメディア「The Ankler」などが候補に挙がっているとされています。
「Tiny」は2023年に「Letterboxd」を買収しており、当時の企業価値は5000万ドル(約77億5000万円)以上と評価されていました。現時点で具体的な合意に近づいているかは明らかになっていません。なお、この報道について、両社の担当者はこれまでのところ公式なコメントを発表していません。
「Letterboxd」は2011年に設立されました。アメリカのニューヨーク・タイムズによりますと、2020年に170万人だった利用者は、今年には約2600万人にまで拡大したということです。
近年、映画の制作会社は、このプラットフォームを作品の宣伝手段や観客の動向を分析するための重要な情報源として位置づけています。また、数年前にはアメリカのアカデミー賞の主催団体とデジタルコンテンツの分野で提携するなど、映画業界との連携を強化する方針です。
