近年、AI(人工知能)などを活用し、調理プロセスを自動化する最新のキッチン家電が注目を集めています。こうした中、家事の負担を軽減し、生活の効率化を図るための6つの最新製品の動向が発表されました。
「Nosh Chef Robot」は、調理工程の多くを自律的に管理するロボットです。専用のカートリッジから油や調味料を正確に計量して投入し、食材のカットから炒め物、盛り付け、さらには食後の洗浄までを自動で行うということです。
オーブンでの焼き上げや蒸し料理には対応していませんが、メーカーによりますと、炒め物やカレーなど500種類以上の料理に対応しているとしています。独自のAIシステム「NoshOS」を搭載し、内蔵センサーで水分量や焼き加減をリアルタイムで監視しながら火加減を調整する仕組みです。現在、クラウドファンディングサイトで予約を受け付けており、2026年夏に出荷される見通しだということです。メーカーは、調理の完全自動化に向けた技術開発を推進する方針です。
「StirMate Automatic Pot Stirrer」は、鍋の中身を自動でかき混ぜる装置です。スープやリゾットなどを調理する際、つきっきりになる必要がなく、他の作業を進めることができるとしています。
開発元のStirMate社によりますと、最新の第3世代モデルではモーターが強化され、速度調整機能が追加されたということです。1回の充電で最大10時間稼働するとしています。
「KitchenArm Smart Bread Machine」は、材料を混ぜる工程から発酵、焼き上げまでを自動化するスマートホームベーカリーです。29種類の自動プログラムを搭載し、フランスパンや全粒粉パンのほか、ヨーグルトやジャムの調理にも対応しているということです。メーカーは、手作りのパンをほぼ全自動で楽しめる製品として広く展開する方針です。
デロンギ社の「Rivelia」は、ユーザーの好みを記憶するスマートコーヒーメーカーです。豆の粉砕から抽出、ミルクの泡立てまでを自動で行い、最大4人のユーザープロファイルを登録できるということです。
日常の使用習慣を学習し、時間帯に応じた飲み物を提案する機能も備えています。価格は高価格帯に設定されており、セール期間中は通常価格から約4万6500円(300ドル)割引の約18万6000円(1200ドル)で販売されているということです。メーカーは、個人の嗜好に合わせたパーソナライズ機能で市場での競争力を高める狙いがあるとしています。
「Nama M1」は、アーモンドやオーツ麦などから植物性ミルクを自動で作る製品です。遠心力を利用することで、従来の浸水やブレンド、濾過といった手間を省き、数分でミルクを抽出できるとしています。メーカーは、市販品の価格高騰を背景に、家庭で手軽に植物性ミルクを作りたいという需要を取り込む方針です。
「KitchenArt Auto-Measure Spice Carousel」は、調味料を正確に計量して取り出せる回転式の容器です。最大12種類のスパイスを収納でき、小さじ4分の1の量を自動で計量できる仕組みです。AIなどの複雑な技術は使用していませんが、日常の調理における実用的な課題を解決する道具として評価されているということです。
