調査会社カウンターポイント・リサーチは、ヨーロッパのスマートフォン市場に関する最新の報告書を公開し、メモリー価格の高騰などを背景にAndroid端末のメーカーが苦戦する一方、Appleがシェアを拡大していると発表しました。
アメリカの市場ではAppleが圧倒的なシェアを占めていますが、ヨーロッパの市場では多様なメーカーが競合しています。報告書によりますと、昨年の第2四半期におけるヨーロッパ市場のシェアは、首位のサムスンが31%であったのに対し、Appleは25%で第2位だったということです。
しかし、それから1年が経過し、市場全体の出荷台数が前年同期比で10%減少する中、Appleが急速にシェアを伸ばしたとしています。カウンターポイント・リサーチによりますと、2026年第2四半期のシェアは、Appleが34%に上昇し、首位のサムスンと並んだということです。
一方、シャオミ(Xiaomi)やオッポ(Oppo)、オナー(Honor)といった中国のメーカーは、いずれもシェアを落としたとしています。この要因について報告書は、イランをめぐる情勢を背景とした厳しいマクロ経済環境や、それに伴う急激なインフレーションを挙げています。これにより、前年同期と比べて消費者の需要が低迷したということです。
さらに、低価格帯のスマートフォン市場が縮小したことで、中国メーカーの多くが苦戦を強いられたとしています。メモリー価格の高騰という厳しい状況が続く中、地政学的な緊張による経済への影響が、市場全体に影を落としているということです。
