スマートホームをお持ちの方で無線ルーターの買い替えを検討している場合、新しい認証「Wi-Fi for Matter」が重要であると発表しました。
家庭用Wi-Fiルーターが数年以上前のものである場合、接続の改善やスマートホーム製品の信頼性向上のために、より現代的なモデルへのアップグレードが最善の方法の一つということです。
スマートホーム向けには、新しい認証「Wi-Fi for Matter」が付いているかどうかを確認することが推奨されています。かつてはHomeKit互換性を求めていたところ、現在はMatter互換性が重視されており、「Wi-Fi for Matter」基準には二つの主要な利点があるとしています。
まず、Matter認証されたデバイスとの最も信頼性の高い接続を提供することです。次に、Matter対応製品の省電力機能を活用できるようにすることです。対応ルーターを使用することで、バッテリー駆動のデバイスは省電力モードに入り、必要に応じてルーターがそれらを起動させることが可能になります。
「Wi-Fi for Matter」認証は、Wi-Fi 6、WPA3セキュリティ、IPv4プロキシアドレス解決プロトコル(ARP)、IPv6プロキシネイバー発見プロトコル(NDP)など、最近導入された既存の基準も組み込んでいます。これにより、新しいルーターを選ぶ際に一つのラベルを探すだけで済むということです。
Wi-Fi Allianceの社長兼CEOであるケビン・ロビンソン氏は、「Wi-FiとMatterは、次世代のIoT革新を推進する二つの基盤技術です。Wi-Fi for Matterによって、我々はメンバーが消費者が期待するスケーラビリティ、シンプルさ、相互運用性を提供する製品の展開を加速する手助けをしています」と述べています。