米国の主要なオンライン小売業者であるアマゾンなどが、グーグルやマイクロソフトなどの最新の情報端末を対象とした大規模な値下げ販売を開始したと発表しました。各社は、AI(人工知能)を搭載した最新機器の普及を加速させる方針です。
アマゾンは、グーグルの最新スマートフォン「Pixel 10 Pro XL」について、正規の販売価格から300ドル(約4万6500円)の値下げを実施したということです。これは、今週初めに実施された250ドル(約3万8700円)の値下げに、さらに50ドル(約7700円)の割引を追加したものです。これにより、容量256ギガバイトのモデルは899ドル(約13万9300円)で販売されるとしています。グーグルは春の販売促進キャンペーンを通じて自社製品の普及を目指していますが、アマゾンはさらに価格を引き下げることで、市場での競争力を高める狙いがあるとみられます。
また、中国の家電メーカーであるTCLは、米国市場向けに新型のタブレット端末「TAB A1 Plus」を発売しました。アマゾンでは、発売直後から定価の300ドル(約4万6500円)から230ドル(約3万5600円)に値下げして販売されています。この端末は、最新の処理能力を備えるとともに、AIを活用した機能を搭載しており、同社は低価格帯の市場でシェアを拡大する方針です。
韓国のサムスン電子が展開する「Galaxy S26 Ultra」についても、アマゾンで1079ドル(約16万7200円)と、定価から221ドル(約3万4200円)の値下げが行われています。サムスンは一部の端末で価格を引き上げる動きを見せていますが、主力モデルについては価格を維持し、消費者の需要を取り込む姿勢を示しています。さらに、折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Z Fold 7」についても、定価の2000ドル(約31万円)から410ドル(約6万3500円)値下げされ、1589ドル(約24万6400円)で販売されているということです。
このほか、マイクロソフトのAI機能を搭載したパソコン「Surface」シリーズが最大1350ドル(約20万9000円)の割引となっているほか、レノボのタブレット端末「Legion Tab Gen 3」も次世代モデルの発売を前に380ドル(約5万8900円)に値下げされています。
各社は、AI技術を搭載した次世代機器への移行を促すとともに、消費者の購買意欲を高めるための価格戦略を強化していく方針です。
