半導体関連の調査会社「テックインサイツ」は、アップルの最新スマートフォン「iPhone 18 Pro Max」の分解調査を実施し、米国で販売される同モデルには引き続きアメリカの通信大手クアルコム製のモデムが搭載されていることが明らかになったと発表しました。
アップルの公式ウェブサイトによりますと、「iPhone 18 Pro」には自社開発した「C2」通信モデムが搭載されているとしています。また、米国以外の地域で販売される「iPhone 18 Pro Max」についても、同様に自社製の「C2」モデムを採用しているということです。
一方で、米国向けの「iPhone 18 Pro Max」については、搭載されているモデムの詳細が明記されていませんでした。今回の分解調査によって、同モデルにはクアルコム製の「Snapdragon X80」が採用されていることが確認されたということです。これは、前モデルの「iPhone 17 Pro」および「iPhone 17 Pro Max」で世界的に使用されていたものと同じ部品です。
アップルは近年、主要部品の自社開発化を進める戦略をとっています。同社によりますと、最新の「C2」モデムはAI(人工知能)を活用し、通信の品質と信頼性を向上させているとしています。前世代のモデルと比較して、データの送信速度が大幅に向上したほか、消費電力を15パーセント削減したということです。さらに、これまで非対応だった高速通信規格「ミリ波」の5Gネットワークにも対応したとしています。
専門家の間では、アップルの自社製モデムがミリ波に対応し、高い電力効率を実現していることから、その技術力はすでにクアルコムと同等の水準に達しているとの見方が出ています。米国版の「iPhone 18 Pro Max」で引き続き他社製モデムが採用された理由について、アップルは明らかにしていません。しかし、両社間の契約上の制約が背景にあるとみられており、条件が整い次第、アップルは完全に自社製モデムへの移行を進める方針だとみられています。
