米国の主要小売各社は、最新のスマートフォンやAI(人工知能)対応パソコンなどの大幅な割引販売を開始したと発表しました。次世代技術の普及を目指す各社の販売戦略が背景にあるとみられます。
家電量販店大手のベストバイは、グーグルの最新スマートフォン「Pixel 11」の開封済み新古品を、750ドル(約11万6000円)を下回る価格で販売すると発表しました。通常価格から最大150ドル(約2万3200円)の割引となります。アマゾンでは基本モデルが840ドル(約13万円)を下回ったことはなく、今回のベストバイの価格はこれまでで最も安い水準になるということです。
また、アマゾンが実施する秋のプライムデー先行セールでは、TCLのスマートフォン「NXTPAPER」シリーズが最大30%割引され、180ドル(約2万7900円)から販売されています。特に128GBモデルは279.99ドル(約4万3400円)となっており、過去最安値に迫る価格設定としています。
オンライン小売のWootは、AI機能を強化した「Copilot+ PC」やゲーミングノートパソコンを対象とした大規模なセールを実施しています。割引額は最大で1,100ドル(約17万500円)に上り、販売価格は249.99ドル(約3万8700円)からとなっています。さらに、本日限定で追加の20%割引が適用される方針です。注目されるHPの「OmniBook 3」は、クアルコム製のチップを搭載し、439.99ドル(約6万8200円)で提供されるということです。
ウォルマートでは、「GeForce Week」と銘打ったセールを開催しており、最新の画像処理半導体「RTX 5070」を搭載したデスクトップパソコンが最大591ドル(約9万1600円)割引されています。
サムスンの折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Z Fold 8」についても、各社が割引を実施しています。ベストバイでは開封済み新古品が最大380ドル(約5万8900円)割引されるほか、アマゾンやサムスン公式ストアでも250ドル(約3万8700円)の割引が行われています。サムスンは、スマートウォッチやワイヤレスイヤホンとのセット販売を強化し、顧客の囲い込みを図る方針です。
アマゾン傘下の「Ring」ブランドの防犯カメラ付きインターホンについても、最新の4K対応モデルが100ドル(約1万5500円)割引され、過去最安値となる150ドル(約2万3200円)で販売されています。また、2K対応モデルは39.99ドル(約6200円)に値下げされています。
なお、今夜にはメタ社による開発者向け会議「Meta Connect 2026」の基調講演が予定されており、最新のAI搭載スマートグラスや複合現実(MR)機器が発表される見通しです。
