アメリカのIT大手アップル(Apple)が新たに提供を始めた、1つの電話番号を2台のiPhoneで共有できる機能「iPhone Handoff」について、アメリカの通信大手AT&Tは、現時点でこの機能に対応する計画はない方針であることが明らかになりました。
「iPhone Handoff」は、利用者が手に取った端末を自動的に認識し、2台のiPhone間で1つの電話番号をシームレスに切り替えて利用できる新機能です。この機能を利用するには通信各社の対応が必要となります。
アメリカのIT専門メディアの報道によりますと、AT&Tの広報担当者はこの機能の将来的な可能性を認める一方で、「顧客にシンプルな生活を提供し、確実な通信接続を維持するための技術革新に引き続き注力していく」と述べたということです。また、既存のeSIMの有効化や端末間の移行オプションを推奨しており、新機能の導入には消極的な姿勢を示しています。
専門家などによりますと、この新機能は手動でのeSIM移行に比べて極めて利便性が高いと評価されています。現在、アメリカ国内でこの機能に対応しているのは通信大手Tモバイル(T-Mobile)のみで、月額5ドル(約775円)の追加料金で提供しているということです。
アップルによりますと、アメリカ国内ではベライゾン(Verizon)が今年末までに対応を予定しているほか、今後さらに多くの通信会社が追随する見通しだとしています。また、アメリカ以外の地域では、ドイツのテレコム・ドイツ(Telekom Germany)がすでにサービスを開始しており、イギリスの通信大手EEも年末までに対応する方針です。
