電子書籍端末メーカーのBoox(ブックス)は、ドイツのベルリンで開催された展示会において、ポケットサイズの超小型電子書籍リーダー「Picco(ピコ)」を11月に発売すると発表しました。
同社はこれまで、Android OSを基盤とした電子書籍リーダーを展開してきました。これにより、利用者が「Google Play ブックス」や「Kindle」などのサードパーティ製アプリを利用できる、拡張性の高い環境を提供してきました。
しかし、今回発表された「Picco」ではこれまでの戦略を転換し、Android OSを搭載しない方針です。同社は、画面サイズを4インチ未満に抑え、「どこへでも持ち運べる」という究極の携帯性を最優先したとしています。
新端末は小型かつ薄型でありながら、時間帯に合わせて調整可能なフロントライトなど、同社の主力機能を備えているということです。また、読書を快適にするための専用ボタンも搭載されています。
一方で、Android OSが非搭載となるため、他社アプリを通じた既存の電子書籍ライブラリへのアクセスはできなくなります。利用者は今後、同社独自のストアを利用するか、専用の連携アプリを通じて「EPUB」形式のファイルを端末に転送する必要があるということです。なお、スマートフォンの背面に固定するための「MagSafe」や磁気吸着規格には対応していません。
価格について、同社はおよそ100ドル(約1万5500円)になる見通しを示しています。OSの機能を限定することで、より競争力のある価格設定を実現したとみられています。Booxは、本端末を11月中に発売する方針です。
