アップルは、デザイン分野の国際見本市「デザインマイアミ」との協力のもと、新進デザイナーの創作作品を紹介する企画展「Designers of Tomorrow」をパリで開催したと発表しました。会場はパリのオテル・ド・メゾンで、今年で2回目の開催となります。
今年のテーマは「存在感」
アップルによりますと、今回の参加者は、同社の産業デザイン担当バイスプレジデント、モリー・アンダーソン氏らを含む審査員によって選出されたということです。
今年のテーマは「存在感(プレゼンス)」です。現代社会の慌ただしい流れの中で、何が人々の関心を引きつけ続けるのかを探求する内容で、次の4組のデザイナーが作品を制作しました。
- サレム・S・シャラビ氏(エジプト・デンマーク系建築家)
- イザベル・ロワー氏(ニューヨーク・ブルックリン在住)
- ユンジョン・リー氏(ソウル在住)
- パラフェルナリア(メキシコのデザインスタジオ、松村元輝氏とセバスティアン・ソリージャ氏の2人組)
企画のキュレーターを務めるロッドマン・プリマック氏は、これらの作品について「物体が物理的環境を形づくり、その中で可能となる人間の体験を変容させる力を示している」と評価しています。
アップル製品を創作プロセスに活用
アップルは発表資料の中で、各デザイナーがどのように同社製品を創作に活用したかを紹介しています。
- シャラビ氏は、スケッチや3DモデリングにMacBook Proを使用
- リー氏は、アイデアのスケッチやメモ取りにiPad ProとApple Pencilを使用
- ロワー氏は、制作過程の記録にiPhone、画像やテキストの試作にKeynoteを使用
- パラフェルナリアの2人は、モンテレイとメキシコシティの遠隔地間での共同作業にiPhone、iPad Pro、Procreate、FaceTimeを活用
アップルは先ごろ、ファッションコレクション「From Earth to Sky」の紹介企画も発表しており、今回の展示も販促活動の一環と見る向きもあります。一方で、プロのデザイナーが身近なツールを使って多彩な創作に取り組む様子は、デザインに関心のある層にとって興味深い内容となっています。
アップルのグレッグ・ジョスウィアック氏は、X(旧ツイッター)への投稿で、各デザイナーの作品を紹介する動画を公開しています。
