ニューヨーク・タイムズ(NYT)は月曜日、プライバシー重視のブラウザを開発するBrave(ブレイブ)を相手取り、著作権侵害の訴訟を起こしたと発表しました。Braveが同紙の著作物を無断で収集し、AI企業に違法に配布したと主張しています。
ポイント
- NYTがBraveを提訴、著作権侵害と不正競争を主張
- Braveは300億ページ以上のウェブページを独自クローラーで収集と訴状
- 同日、デイリーニュースなど3社も同様の訴訟を提起
- NYTはOpenAIとPerplexityも以前に提訴済み
- Braveは2015年設立、これまで約2億5000万ドル(約387億5000万円)を調達
訴訟の内容
NYTは、Braveが同紙の記事を無断で収集し、顧客に配布したと主張しています。訴状では、Braveを「盗まれた著作物の供給者、販売者、流通業者」に例えています。
「Braveは出版社のコンテンツを不正に取得する泥棒であり、盗んだコンテンツを第三者に売るAIの『故買屋』のようなものだ」と訴状は述べています。
訴状によると、Braveは正体不明のクローラー(ウェブページを自動収集するプログラム)を使い、300億ページ以上のウェブページのインデックスを構築。出版社が収集を阻止できない状態にしていたとしています。
ペイウォール回避機能も問題に
訴訟は、Braveブラウザのペイウォール(有料記事の壁)を回避する機能や、出版社の広告をブロックしながら自社広告を販売する行為も標的にしています。
背景と今後の展開
NYTは以前にも、OpenAIとPerplexityを同様の著作権侵害で提訴しています。今回の訴訟は、AI時代における著作権保護のあり方を巡る一連の法的闘争の最新事例となります。
Braveは2015年に設立され、これまでに約2億5000万ドル(約387億5000万円)を調達しています。NYTは差し止め命令と損害賠償を求めています。
Braveは現時点でコメントを控えています。
