アマゾンウェブサービス(AWS)は、AIエージェントプラットフォーム「Amazon Bedrock AgentCore」に新機能を追加し、企業がAIエージェントをより容易に構築・監視できるようにしたと発表しました。
AWSは、年次イベント「AWS re:Invent」会議で、エージェントの境界管理、メモリー機能、評価機能の新ツールを発表しました。
「AgentCore」における新たな機能の一つとして、「ポリシー」が導入されました。この機能により、ユーザーは自然言語を用いてエージェントのインタラクションの境界を設定できます。ポリシーは、エージェントが外部ツールと連携する際に各エージェントの行動を自動的にチェックし、書かれた制御を違反する行動を停止させるということです。
開発者は、内部データやSalesforce、Slackなどのサードパーティアプリケーションへのアクセス制御を設定することができます。例えば、AIエージェントに対し、100ドル(約1万5500円)までの返金は自動で行い、それ以上の場合は人間が介入するように指示することが可能です。
また、AWSは「AgentCore Evaluations」を発表しました。これは、正確性、安全性、ツール選択の正確さなどを監視する13の事前構築された評価システムのスイートです。開発者が独自の評価機能を構築する際の出発点となることも期待されています。
さらに、エージェントプラットフォームにメモリー機能「AgentCore Memory」を追加することも発表されました。この機能により、エージェントはユーザーのフライト時間やホテルの好みなどの情報を蓄積し、将来の決定に活用することができます。
これらの新機能を通じて、AWSは「AgentCore」の各層での継続的な改善を進めているとしています。既存システムとの連携を強化し、エージェントの能力を高め、開発チームの反復作業を支援する方針です。
AI業界ではエージェントが注目を集めていますが、一部ではこの技術が長続きしないと考える人もいます。しかし、AWSのリチャードソン副社長は、AgentCoreが開発するツールが急速に変化する市場に耐えうると考えています。
「これらのモデルの推論能力を活用し、ツールを通じて現実世界のことを行うことができることは、持続可能なパターンであると感じます」とリチャードソン氏は述べています。「そのパターンの働き方は確実に変わるでしょうが、我々はその準備ができていると感じています。」
