Amazon Web Services(AWS)の年次技術会議「AWS re:Invent 2025」が終了しました。会議の主なテーマは、企業向けのAIエージェントであると発表しました。
今年の会議では、顧客がAIエージェントをカスタマイズできるようにするアップグレードが注目されました。AWSは、顧客がAIエージェントに自ら学習させ、数日間独立して作業を行えるようになるとしています。AmazonのCTOであるWerner Vogels氏は、最終日の基調講演で開発者を励まし、AIがエンジニアリング職を奪う懸念を和らげることを目指しました。
AWSのCEOであるMatt Garman氏は、AIエージェントがAIの「真の価値」を解放する可能性があると述べました。「AIアシスタントがAIエージェントに進化し、タスクを自動化することができるようになっています」と12月2日の基調講演で語りました。
12月3日には、AIエージェントに関するさらなる詳細が紹介され、顧客の事例も深掘りされました。AWSのAgentic AI部門の副社長であるSwami Sivasubramanian氏は、自然言語で目標を説明し、エージェントがその計画を生成することが可能になったと述べました。
会議では、AWSの次世代CPU「Graviton5」が発表されました。192のプロセッサコアを搭載し、データの移動距離を短縮することで、通信遅延を最大33%削減するということです。
また、企業顧客向けに新しいモデルを作成するためのツールも発表されました。Amazon BedrockとAmazon SageMaker AIに新機能を追加し、カスタムLLMの構築を容易にする方針です。
AWSは、データベースコストを最大35%削減できる「Database Savings Plans」を導入しました。顧客が1年間の使用量を約束することで、割引が適用されます。
さらに、AWSは新しいAIトレーニングチップ「Trainium3」とAIシステム「UltraServer」を発表しました。これにより、AIトレーニングと推論の性能が最大4倍向上し、エネルギー消費が40%削減されるとしています。
AWSは新しいAIエージェント「Frontier agents」を導入し、その一つである「Kiro autonomous agent」はコードを記述し、チームの作業スタイルを学習して独立して作業を行うことができるとしています。
最後に、Amazonは「AI Factories」を発表しました。これは、大企業や政府がAWSのAIシステムを自分たちのデータセンターで運用できるようにするものです。Nvidiaの技術とAWSの技術を組み合わせたもので、データ主権を確保するためのソリューションです。
