ハードウェアスタートアップのAinaは、画面とジョイスティック、マイクを備えたスマートリング「AI ring」を発表しました。AIエージェントとの対話やメモ取りができ、スピーカーも内蔵して通話にも使えます。価格は399ドル(約6万2000円)で、AIと非AIの両方のアプリを操作するコントローラーとして位置づけています。
ポイント
- Ainaが画面・ジョイスティック・マイク・スピーカー搭載のスマートリング「AI ring」を発表
- 価格は399ドル(約6万2000円)、先行予約は木曜日開始、出荷は2027年1月予定
- マイクでメモ取りやAIエージェントへの指示、スピーカーで通話が可能
- 画面で通知や操作中のアプリを確認、ジョイスティックとジェスチャーで操作
- 7月に550万ドル(約8億5000万円)を調達したスタートアップ
製品の特徴
Ainaは7月に550万ドル(約8億5000万円)を調達したスタートアップです。今回のリングは、AIと非AIの両方のアプリを操作するコントローラーのような役割を想定しています。
マイクを使えば、メモ取りやAIエージェントへのプロンプト送信、リマインダーの設定、Mac上での音声入力ができます。音声入力にはWispr Flowや同社独自の音声入力エンジンを使います。
スピーカーを内蔵しているため、リングを使って通話も可能です。画面にはスマートフォンの通知や操作中のアプリが表示されます。
操作にはジョイスティックのほか、ジェスチャーにも対応しています。Macやスマートフォンの画面に応じて異なるアクションを実行できます。音楽の操作や、Apple TVなどのスマートホームデバイスの制御もできます。
市場の状況と背景
スマートリング市場には、Pebble Index 01やSandbar Stream、Oasis、Naturaなど、似た機能を持つ製品がすでに存在します。Ainaが操作系や機能を増やしたのは、差別化のためとみられます。
Ainaの創業者であるApoorv Shankar氏はTechCrunchとの通話で、「スマートフォンやノートPCの画面は、アプリを開くことを考えるブラウジングの時代に設計された。先回りして動くエージェントと対話するには、より良いインターフェースが必要で、それがAinaを設計する際に念頭にあった」と述べています。
企業はプログラマーやAI愛好家向けに、さまざまなエージェントを使いこなすための専用ハードウェアを投入しようとしています。OpenAIの実験的なキーボードや、コントローラーとしての位置づけを目指すRabbitなどが例です。こうしたハードウェアには、複数のエージェントを同時に動かす人が増え、専用ガジェットに投資するようになるという期待があります。
価格と提供時期
Ainaのリングは木曜日から先行予約を受け付けます。アーリーバード価格は399ドル(約6万2000円)で、出荷は2027年1月を予定しています。アーリーバード期間が終了すると、価格は499ドル(約7万7000円)になります。
