Appleは今週、iPad miniにとって「史上最大のアップデート」となる新型モデルを発表しました。薄型・軽量設計を採用し、有機EL(OLED)ディスプレイを搭載しています。
ポイント
- 新型iPad miniはOLEDディスプレイを搭載するが、ProMotionには非対応で60Hz駆動となる
- IP67の防水・防塵性能をiPadとして初めて実現
- 新技術「Acoustic Display」により、ディスプレイ自体が音を出す
- 予約受注は開始済みで、最初の注文は11月6日に届く予定
OLEDでも60Hzの理由
Appleのハードウェアエンジニアリング担当副社長、Dave Pakula氏がインタビューで、新型iPad miniの設計やディスプレイについて説明しました。
新型iPad miniはOLEDディスプレイを搭載していますが、ProMotionには対応せず、リフレッシュレートは60Hzに制限されています。Pakula氏はこの判断について、次のように述べています。
「ディスプレイ体験は単一のスペックだけでは語れません。OLEDの本当にすごい点の一つは、画素応答速度が非常に速いことです。LCDディスプレイの画素応答速度と比べて、1桁以上も速いのです」
「これにより、すべてが非常に滑らかに見えます。動きのぼやけ(モーションブラー)はLCDと比べて大幅に減少します。これにコントラスト、明るさ、色を組み合わせると、まさに極上のディスプレイになります」
新技術「Acoustic Display」とIP67
新型iPad miniは軽く薄くなっただけでなく、iPadとして初めてIP67の防水・防塵性能を備えています。これを可能にした重要な要素の一つが、新しい「Acoustic Display」です。Pakula氏はこの技術の仕組みを説明しています。
「実験を始めて気づいたことの一つは、このディスプレイの独特なサイズと形状が、可聴域の共鳴周波数を持っていたことです」
「さらに重要なのは、スピーカーに使われる従来のウーファーに近い範囲だということです。私たちは、ディスプレイを振動させて筐体を通じて直接音を出すカスタムドライバーを開発しました。ただし、これが機能するのは主に中低音域です」
「高音域については、小さなカスタムツイーターを設計しました。製品の両端に1つずつあり、ガラスとアルミの間にある隠しポートから音が出ます。その結果、防水・防塵性能を備えた製品が実現しました。このサイズの製品から出る音は驚くべきものだと思います」
iPhone Duo時代のiPad miniの位置づけ
Pakula氏は別のインタビューで、iPhone Duoも存在する世界でiPad miniがどう位置づけられるかについても語っています。
「iPad miniの魅力は、まさにiPadの完全な体験を手のひらに収められることです。App Storeの100万以上のアプリにアクセスできます。Apple Pencil Proのような強力なクリエイティブ用アクセサリーも使えます。さらにiPadOS 27の高度なマルチタスク機能も備えています」
「本当に驚くほど万能です。そして正直なところ、今回のすべてのアップデートで、そうした体験はさらに大きく向上しました」
新型iPad miniは現在予約受注を受け付けており、最初の注文は11月6日に届く予定です。
