アメリカの自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)は、今後の電気自動車(EV)からCarPlayを廃止する方針を発表しました。これは、2023年3月に発表された方針をさらに進める形であり、同社はこの決定が正しいと自信を持っているということです。
GMのCEOであるメアリー・バーラ氏とチーフプロダクトオフィサーのスターリング・アンダーソン氏は、ポッドキャスト「Decoder」のインタビューで、CarPlayの廃止がスティーブ・ジョブズのアプローチに似ていると説明しました。アンダーソン氏は、ジョブズ氏がディスクドライブを廃止した際の例を挙げ、フラッシュストレージが未来であると主張したことを引き合いに出しました。
さらに、アンダーソン氏はCarPlayの使用を、iPhoneのミラーリングをMacで使用することに例え、車内の環境がより多くの機能を提供できると説明しました。GMは、より一貫したCarPlay戦略を進める方針で、将来的にはガソリン車からもCarPlayを廃止する予定です。
バーラ氏は、Appleとの関係が良好であると述べ、Apple Walletを通じて車の機能を利用できるようにする計画を発表しました。しかし、Apple Musicについては現時点での詳細はないということです。
この方針により、GMは技術的な自立を目指し、車内エクスペリエンスの向上を図る方針です。
