IBMとAMDは、IBMの量子システムとAMDのAI特化型チップを統合した次世代のコンピューティングアーキテクチャを開発するために提携すると発表しました。この動きにより、両社は生成AIのブームで遅れをとった後、主要なインフラプレーヤーとしての地位を取り戻すことを目指しています。
IBMとAMDは、商業的に実現可能な量子コンピューティングアーキテクチャを立ち上げることを試みるとしています。このアーキテクチャは、スケーラブルでオープンソース化される予定で、薬品や材料の発見、最適化、物流などの分野で複雑な現実問題を解決する研究者や開発者にとって、より広くアクセス可能になるということです。
IBMの会長兼CEOであるアルヴィンド・クリシュナ氏は声明で、「量子コンピューティングは自然界をシミュレートし、情報を全く新しい方法で表現する」と述べました。「IBMの量子コンピュータとAMDの先進的な高性能コンピューティング技術がどのように協力できるかを探求することで、従来のコンピューティングの限界を超える強力なハイブリッドモデルを構築する方針です」としています。