LinkedInを所有するマイクロソフトは、11月3日から、イギリス、EU、スイス、カナダ、香港で、ユーザーのプロフィール情報や投稿、フィード活動をAIモデルの訓練に使用することを発表しました。ただし、プライベートメッセージは対象外としています。これにより、Microsoft製品全体でのパーソナライズ広告の支援も行う方針です。
これまで、これらの地域のユーザーはLinkedInのAI訓練プログラムから除外されていましたが、今回の更新により、EU、欧州経済領域、およびスイスのユーザーもプログラムに参加することになります。これらの地域では、厳しいデータプライバシー法がソーシャルネットワークの展開を遅らせていました。
LinkedInのメンバーはデフォルトで自動的に参加となりますが、LinkedInウェブアプリを通じてAI訓練のためのデータ共有をオプトアウトすることで、個人情報の公開をやや控えることができます。
Microsoftの広告ネットワーク全体で使用されるデータを制限する方法も提供されています。LinkedInユーザーは、AIモデル訓練のために会社が収集するデータを制限する措置を取ることを推奨していますが、少なくともLinkedInは世界中のすべてのユーザーに対して「ノー」と言う機会を提供しているという点で、他の企業よりも優れていると評価されています。
