OpenAIは画像生成モデル「Images 2.6」を発表し、ChatGPT、Codex、APIで同時に提供を開始しました。すべてのサブスクリプションプランと、デスクトップ、モバイル、ウェブに対応します。画像生成の課題が「描けるかどうか」から「描いた後に手軽に修正できるかどうか」へ移る中、編集工程の使い勝手を高めた形です。
ポイント
- 生成速度が約50%向上
- テキストプロンプトによるGIFアニメーション生成を正式サポート
- 複数回の編集における一貫性を強化
- APIで画像の部分指定やSVGエクスポートに対応
- 価格はImages 2.5と同水準(画像入力100万トークンあたり8ドル=約1240円、出力30ドル=約4650円)
生成速度とGIFアニメーション
今回のアップグレードでは主に3つの変更点があります。1つ目は生成速度が約50%向上したことです。ユーザーはより高い頻度でプロンプトを変更し、画面を繰り返し調整できるようになりました。
2つ目は、テキストプロンプトによるGIFアニメーション生成を正式にサポートしたことです。モデルは連続した動作の論理を理解し、キャラクター設定、固定カメラ、フレーム構造、ループ遷移をまとめて構成できます。静止画から軽量なアニメーションへ一歩進んだ形です。
編集の一貫性とAPIモデル
3つ目は、複数回の編集における一貫性の強化です。少し修正するだけで人物の顔立ちや製品の外観がずれてしまうことがある工程で、実際の制作では最も骨の折れる作業とされます。
開発者向けに、OpenAIは位置づけの異なる2つのAPIモデルを用意しました。速度重視の「Flare」は低画質で最速6秒で画像を出力します。画質と一貫性を重視する「Sunburst」は、連続した修正の中で人物、製品、ブランドの細部を守る役割を担います。シリーズポスターやブランド素材を手がけるチームにとって特に重要だとしています。
編集ワークフローの新機能
より本質的な更新は編集工程にあります。Images 2.6は、ChatGPTにすでにあった画像マーキング機能をAPIに持ち込み、開発者が「どの部分を変更するか」を正確に指定できるようにしました。小さな修正が画像全体の再生成になってしまうのを防ぎます。
同時にSVGエクスポートにも対応し、結果をそのままウェブサイト、アプリ、印刷シーンで利用できます。新たに追加されたcomplexityパラメータにより、開発者はモデルがプロンプトを満たすためにどれだけの計画を投じるかを制御できます。単純な背景変更では低い値で速度を重視し、複雑な構図では中〜高の値で精度を重視する使い分けが可能です。
価格と今後の予定
価格は以前のImages 2.5と同水準です。画像入力は100万トークンあたり8ドル(約1240円)、出力は30ドル(約4650円)です。
また、The Informationが事情に詳しい関係者の話として伝えたところによると、OpenAIは早ければ金曜日にもAstra、Sol、サイバーセキュリティモデルを発表する可能性があるということです。
