STEPX(ステップテルミナル)は上海で発表会を開催し、大規模言語モデル(LLM)を端末に原生搭載するスマートフォン「STEPX Neo」を正式に発表しました。価格は3999元(約8万4000円)からで、10月16日に発売されます。ハードウェアとOS、LLMを一体で設計した点が特徴で、人と機械が共存する端末の新しい形を目指すとしています。
ポイント
- 初の「大規模モデル原生」スマートフォン「STEPX Neo」を発表
- 価格は3999元(約8万4000円)、カーボンブラックとシリコンシルバーの2色
- 購入者は12か月間、毎月100億トークン(AIが文章を処理する単位)の利用枠が付く
- 10月13日午後から予約販売、10月16日に正式販売開始
- 独自OS「Step AOS1.0」とクラウド・端末協調のモデル構成を採用
デザインとハードウェア
STEPX Neoは「レトロフューチャーエスティール」と呼ぶデザイン言語を採用しています。背面パネルには透明なメカニカルな質感と、AIの発展史に敬意を表す5つの絵文字アイコンが組み込まれました。
聴覚システムは6基のマイクアレイ、低消費電力の音声感知チップ、Whisper1.0の収音アルゴリズムで構成されます。本体にはメイン画面と独立したMiniLEDポイントアレイの背面画面の2画面連動システムを搭載し、背面画面はAIエージェント専用の表現空間として使われます。
システムとモデル構成
OSは初の「スマートエージェント原生」オペレーティングシステム「Step AOS1.0」を搭載します。下層部には長期記憶、タスクスケジューリング、「信頼性・可視性・制御性・逆転可能」のセキュリティ構造が統合され、記憶領域は「ユーザー領域」と「スマートエージェント領域」に分かれています。
モデルは階躍の大規模モデル群を基盤に、「エッジとクラウドの協調」方式を採ります。端末側のモデルはローカルでの単純なコマンドやオフライン操作を担当し、クラウド側のモデルは複雑なタスクの計画やアプリ間の連携を担います。
開発者向けツールと連携
STEPXは自然言語でAI端末向けの開発ができるツール「Step Studio」を公開し、下位センサーや背面画面、プロトコル機能を開放しました。発表会では、B站(ビリビリ)のクリエイターがこのツールで開発した飛行スラット補助システムや、脳機接続インターフェース「意思の口替わり」などの事例が紹介されました。
階躍のAIエージェント「Amoo」は、支付宝(アリペイ)、騰訊(企業WeChat、WeChat読書など)、剪映、携程、滴滴、高徳、美団など100社近いパートナーと連携を実現しています。AI決済や、AIエージェント同士が連携して編集するA2A協調などのサービス履行に対応するとしています。
価格と販売計画
STEPX Neoの先行版は「ソフトウェアとハードウェアのモジュール」を組み合わせたフルスタック価格方式を採用し、価格は3999元(約8万4000円)です。購入時には連続12か月、毎月100億トークンの利用枠が付与されます。
さらに、先着1万件のタスク達成ユーザーには「星の船券」が提供され、今後5年間でこのモデルを0円でSTEPXの新製品と交換できる権利が付きます。新機種は10月13日午後から予約販売が始まり、10月16日に正式販売開始となります。
