メタ・プラットフォームズが運営するメッセージングアプリ「WhatsApp」が、iPhoneの一部ベータテスター向けに、かねて要望の多かったメッセージの予約送信機能のテストを開始したと発表しました。
予約送信機能の概要
WhatsAppは世界で月間アクティブユーザーが30億人を超えるとされ、世界人口の3分の1以上が利用しています。一方で、競合するプラットフォームが数年前から提供している機能の一部が依然として欠けているのも事実です。その代表例が、メッセージの予約送信機能でした。
今回のテストについて、WhatsAppの情報を専門に扱う「WABetaInfo」が報じました。同サイトによりますと、この機能はAndroid版のベータテストで公開されてから2週間足らずで、iOS版の一部テスターにも提供される運びとなったということです。
利用方法と制限
WABetaInfoの報告によりますと、機能の仕組みは以下のとおりです。
- ユーザーはチャット画面からメッセージを予約送信できる。メッセージを入力した後、送信ボタンを長押しすると、日時選択画面が開く。画面をスクロールし、下部の緑色のボタンをタップして確定する。ボタンには予約した正確な送信時刻が表示される
- 予約後、チャット内に確認表示が出るが、これは予約した本人にしか見えない
- 予約できるのは最短で10分後、最長で2週間後まで
- 予約したメッセージは、チャット情報画面またはグループチャットのグループ情報画面内の専用セクションに表示される
グループチャットでは注意点があります。予約したメッセージは、予約時点で既にグループに参加していたメンバーにのみ配信されます。予約後に参加したメンバーは、送信前に加わったとしても受け取れないということです。
また、テキストだけでなく、写真や動画、リンクを含むメッセージも予約できます。ただし現時点では、複数の写真や動画を一度に予約することはできず、メディアごとに個別に予約する必要があるという制限があります。
今後の展開
ベータ版機能の例に漏れず、予約送信は一部のテスターに限られ、手動で有効にする方法はありません。正式公開の時期についても現時点で発表はありませんが、iOSとAndroidの両方でテストが進んでいることから、より広範な展開が近い可能性があるとされています。
