Xは、長らく待たれていた暗号化されたDM機能「XChat」の提供範囲を拡大したと発表しました。これにより、X Premiumに加入していないユーザーもXChatを利用できるようになりました。
XChatは、今年5月にベータ版として提供が開始されましたが、今回の発表でより多くのユーザーにアクセス可能となったということです。
XChatは、既存のDMインボックスとは別に、エンドツーエンドで暗号化されています。このチャットシステムは、メディアのアップロード、グループチャット、メッセージのピン留め、既読・未読の設定が可能です。また、メッセージが消えるモードも開発中とされています。
現在、ユーザーはXChatを利用するためにオプトインする必要があります。デスクトップでは、一部のユーザーがメッセージタブからXChatにアクセス可能で、「メッセージリクエスト」の上に表示されるメニューオプションから「チャット」に移動できます。モバイルでは、メインナビゲーションバーの左側に「チャット」が表示され、「コミュニティ」のすぐ上に位置しています。
XChatを使用する前に、他の暗号化プラットフォームであるSignalのように、メッセージを保護するための4桁のコードを設定する必要があります。コードを設定した後、同様にオプトインした他のユーザーとのメッセージングが可能になります。
現在のところ、XChatは従来のDMシステムの完全な代替ではありません。これらのメッセージは、チャットメニュー内の「未暗号化」というタブに表示されるということです。