Apple製品の視覚障害者向けアクセシビリティに関する報告書「Apple Vision Accessibility Report Card」の2025年版が、AppleVisによって発表されました。この報告書は、視覚障害者、視覚と聴覚の両方に障害を持つ人々、および低視力の人々のニーズに焦点を当てています。
AppleVisは、2023年から視覚アクセシビリティに特化した評価を発表しています。これは、2016年から発行されている「Six Colors Report Card」に触発されたもので、Appleの年間パフォーマンスを評価するものです。
AppleVisは、視覚障害者向けの無料リソースを提供するBe My Eyesによって2020年に設立されました。
2025年版の報告書では、iOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOSの視覚アクセシビリティ機能に関する包括的な調査が行われました。この調査は、2025年にApple製品やサービスを使用した視覚障害者を対象に、1から5のスケールで評価を求めるもので、追加のコメントも受け付けています。新しい視覚アクセシビリティ機能や、過去1年間における視覚関連のバグ対応についても評価とコメントを求めています。
調査結果によると、Appleの評価は全体的に0.2ポイント低下し、3.7となりました。特に、液体ガラスは多くの低視力ユーザーにとって「ユーザーエクスペリエンスに大きな悪影響を及ぼした」とされています。一方で、VoiceOverや点字ユーザーは、ソフトウェアの品質や長年のアクセシビリティバグに対する不満を示しました。
一方で、iPadOSの点字ユーザーエクスペリエンス、tvOSの低視力ユーザーエクスペリエンス、macOSの点字ユーザーエクスペリエンスの3つのカテゴリでは、満足度が0.1ポイント上昇しました。
VoiceOverは「すべてのデバイスで一流の機能」として高く評価され、Matthew Whitaker氏やLeah Dykema氏からも称賛のコメントが寄せられました。
全体として、参加者の多くは、Appleがアクセシビリティ機能を改善し進化させるために真摯な努力を続けていることを認識しています。しかし、液体ガラスによる視覚的な変更や長年のバグへの対応が不十分であるとの指摘もあります。
2025年のAppleVis Report Cardは、Appleの視覚アクセシビリティの取り組みの現状を詳しく分析しており、一読の価値があります。
