アップルが発売した折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」を、発売初日に入手した筆者が1日使ってみた。完璧ではないものの、日常使いに耐える完成度だと感じている。
ポイント
- iPhone Duoは画面内FaceTimeカメラやTouch ID、アプリ対応などに制約がある
- 筆者はこれらの制約を「体験を損なうものではない」と評価
- ソフトウェア面では、右端からの戻るスワイプやApple Watch連携の改善を希望
- 純正フォリオケース(129ドル・約2万円)は購入を見送るべきとの意見
制約はあるが「フル体験」に近い
iPhone Duoについて多くの人は、画面下に埋め込まれたFaceTimeカメラやTouch ID、アプリの対応状況を「妥協点」として挙げるだろう。確かにこれらの機能は、通常のiPhoneと比べると見劣りする。
しかし筆者は、これらの制約が体験を台無しにするとは感じていない。Touch IDは慣れが必要だが、苦労するほどではない。画面内FaceTimeカメラは、通常のカメラより画質は劣るものの、明るい場所ではビデオ通話でも十分きれいに映るという。
アプリ対応についても「状況は過大に報じられた」と筆者は見る。発売前のレビュアーはアプリが未対応だと指摘したが、開発者は一般消費者が製品を手にするタイミングに合わせてリリースを計画していた。ここ数日で対応アプリは大幅に増えている。
外側の画面も「おまけ」ではなく、使う価値があると評価する。画面は小さく、縦長ディスプレイより読める情報量は少ない。それでもキーボードは横幅いっぱいに使え、背景情報を一度に多く見なくて済むため、集中しやすいという。
ソフトウェアへの要望
初日の使用で気になった点は2つあり、いずれもソフトウェアの改善で解決できるという。
1つ目は、iOSが依然として画面左端からの戻るスワイプしか許さないことだ。ナビゲーション要素が右側にあることと矛盾して感じられる。筆者は右端から戻ろうとして何度も失敗した。左端に慣れたものの、この形状ならではの改善として右端からの操作も可能にしてほしいとしている。
2つ目はApple Watchによるロック解除だ。機能自体は便利で、Face IDが使えない不便さを補ってくれる。ただし、端末を他人に渡すとそのままロック解除できてしまう。カメラによる基本的な顔認証と組み合わせるのが望ましいという。
純正ケースには疑問も
筆者はiPhone Duoに満足しており、今後も使い続けて体験を共有していく予定だ。街中でiPhoneについて声をかけられることもかつてないほど多く、関心の高さを感じるという。
一方、アップル純正のフォリオケース(129ドル・約2万円)は「買う価値が薄い」としている。キックスタンドの強度が十分でなく、外側画面で写真を撮る際に前面フラップが邪魔になる。背面に回すとカメラを覆ってしまうため、宙に浮いた状態で使うしかない。サードパーティー製の製品を待つのが良いと助言している。
