音楽ストリーミングサービスのSpotifyは、プレミアム会員向けのAI DJ機能をアップグレードし、新たにテキスト入力によるリクエスト送信が可能になったと発表しました。これにより、音声コマンドだけでなく、テキストを使って音楽のリクエストを送信できるようになります。
この機能は、英語とスペイン語のリクエストに対応しており、Spotifyのスペイン語DJ「DJ Livi」も音楽リクエストを受け付けるということです。
AI DJ機能は今年初めにアップデートされ、Spotifyがユーザーの好みに合わせた音楽を再生するだけでなく、音声リクエストも受け付けるようになりました。しかし、これまでは英語のAI DJのみが対応していました。
AIアシスタントとのテキストでのやり取りは、ChatGPTやGeminiのようなAIチャットボットの人気上昇により、一般的な行動となっています。これらのサービスは、音声、テキスト、画像やファイルのアップロードなど、複数の入力方法に対応しています。Appleも、テキストでアクセス可能なSiriアシスタントのバージョンを展開しました。
SpotifyのAI機能がテキスト入力を受け付けることは、ユーザーが移動中や静かな場所でストリーミングサービスを利用する際に、音声コマンドを使わずに済むため、自然な次のステップだとされています。
新しいテキスト機能に加え、SpotifyはAI DJが次に聴きたい音楽が分からない場合にインスピレーションを与えるための個別のプロンプト提案も提供するとしています。
DJにアクセスするには、Spotifyで「DJ」と検索し、再生ボタンを押すだけで、キュレーションされた音楽の選択が始まります。音楽を変更したい場合は、画面右下のDJボタンをタップし、音声またはテキストで提案を送信できます。
Spotifyは、DJがジャンル、ムード、アーティスト、アクティビティを組み合わせたリクエストを処理できるとしています。この機能は、現在、英語とスペイン語で60以上の市場で利用可能です。
