techcrunch
2025年8月2日
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Vast Data、AlphabetとNvidiaから資金調達へ

Vast Dataは、Alphabetのベンチャー部門CapitalGおよび既存の支援者であるNvidiaと協議し、最大3兆3000億円の評価額で新たな資金調達を行うと発表しました。

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AIストレージプラットフォームを提供するVast Dataは、Alphabetのベンチャー部門であるCapitalGおよび既存の支援者であるNvidiaと協議し、新たな資金調達を行うと発表しました。この資金調達は、同社の評価額を最大3兆3000億円(約30億ドル)に引き上げる可能性があるということです。

先月、TechCrunchはVast Dataが2兆7500億円(約25億ドル)の評価額で資金調達を進めていると報じました。

Reutersによれば、この資金調達は数週間以内に完了する可能性があるとされています。これにより、ニューヨークに拠点を置くVast Dataは、2023年に評価額が約1兆4000億円(約9.1億ドル)であったことから、最も価値のあるテクノロジー企業の一つになる可能性があります。

Vast Dataは、AIデータセンターの効率化を可能にするストレージ技術を開発しています。AIブームが加速し、アメリカ政府がデータセンターの大規模な構築を承認する中で、AIインフラストラクチャーのスタートアップは投資の新たな焦点となっています。

これまでにVast Dataは約589億円(約3億8000万ドル)を調達しており、CEOのレネン・ハラク氏は同社がフリーキャッシュフローポジティブであると述べています。Reutersによると、Vast Dataは2025年1月までに年間経常収益(ARR)約3100億円(約2億ドル)を達成し、翌年には約9300億円(約6億ドル)に成長する見込みだということです。

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