YouTubeは2025年のイベント「Made on YouTube」で、クリエイターが利用できる新たなAI機能を発表しました。YouTube Musicとポッドキャストに関する新機能についてお伝えします。
YouTube Musicでは、アーティストとファンがより個人的に繋がることを目指しています。ユーザーは、今後リリース予定のアルバムやシングルを「事前保存」できるようになります。事前にアルバムページを確認でき、リリース済みのトラックが表示されます。また、リリース日までのカウントダウンがアーティストの詳細ページやアルバム棚に表示されます。「リリース通知」もより一貫性のあるものになる予定です。この機能は数週間以内に提供される見込みです。
さらに、アーティストはファン専用の動画を送信できるようになります。これは来年初めに導入される予定です。また、YouTube Musicはアメリカで限定のグッズ販売を試験的に開始しており、これによりトップ視聴者が早期にアクセスできるようになります。
ポッドキャストに関しては、2025年7月時点でユーザーは毎日1億時間以上のポッドキャストを視聴しており、その30%以上がプレミアのライブストリームから始まっているということです。伝統的にポッドキャストは音声のみですが、YouTubeでの人気により映像コンポーネントを追加するケースが増えています。YouTubeはAIを使用して音声主体のポッドキャストに映像を生成する機能を導入します。「ドキュメンタリー」「フィルムノワール」「アニメ」「3Dアニメーション」「ボケ」「スケッチ」などの視覚スタイルを設定することができます。これは来年初めに一部のポッドキャスターに提供され、2026年には拡大する予定です。
また、クリエイターがビデオポッドキャストをクリップに自動変換する機能も提供されます。AIがクリップの提案を行い、インターフェースにはトランスクリプトが便利に表示されます。この機能は数ヶ月以内に提供され、YouTube Shortsの提案は来年初めに開始される予定です。