アメリカのIT大手アップルが運営するアプリ配信サービス「App Store」の評価システムについて、アプリの開発者から「4つ星の評価が結果的にアプリの評価を下げる要因になっている」などとして、制度の根本的な見直しを求める声が上がっていることがわかりました。
開発者らによりますと、アプリの利用中に評価を求める通知が表示されることに対し、多くの利用者が不満を抱いているということです。しかし、アップルのシステム上、高評価のレビューが一定数集まらないとアプリが推奨されないため、開発者は利用者に評価を促す通知を出さざるを得ない状況にあるとしています。
ある開発者は、「通知を出すことでレビューの数が数件から数千件に増えるため、通知機能を実装しないことはアプリの普及において致命的になる」と指摘しています。一方で、通知を出すタイミングについては、アプリの起動時ではなく、利用者が目的の操作を終えた後にすべきだという意見も出ています。
さらに、5段階の星による評価システムと、実際の評価の扱われ方との間に乖離があることも問題視されています。
開発者によりますと、アップルは主に5つ星の評価を重視しているということです。例えば、平均評価が4.1のアプリに対して利用者が好意的に4つ星をつけた場合でも、平均値が下がるため、実質的にはマイナスの評価として扱われるとしています。これは配車サービスなどの評価システムでも同様の問題が起きています。
こうした課題に対し、専門家からは星による評価システムを廃止すべきだという意見が出されています。
多くの利用者が「気に入った場合は5つ星、気に入らない場合は1つ星」をつける傾向があることから、動画配信サービスのネットフリックスやユーチューブが導入しているような「高く評価」と「低く評価」の2択方式に変更すべきだということです。
アップルが今後、開発者や利用者の声を受けて評価システムをどのように見直していくのか、今後の対応が注目されます。
