アメリカのIT大手アップルは、最新の基本ソフト「iOS 27」において、独自の人工知能(AI)を活用して飲食店などの割り勘を簡単に行うことができる新機能を導入したと発表しました。
この機能は、iPhoneのカメラでレシートを読み取ることで、同行者と支払いを正確に分割できる仕組みです。これまでアメリカ国内などの個人間送金では他社のサービスが広く利用されてきましたが、アップルは新機能を通じて自社の送金サービス「Apple Cash」の利用を促進する狙いがあるものとみられます。
アップルによりますと、新機能は「Apple Intelligence」と呼ばれる独自のAI技術を活用しています。利用者がiPhoneのカメラでレシートを撮影するか、保存された画像を選択すると、AIが購入された品目を自動的に識別します。利用者が自分の注文した品目を選ぶだけで、税金やチップを含めた個別の支払額が自動的に計算されるということです。チップの計算についても、18%や20%といった一般的な割合が自動で提示されるため、複雑な計算は不要だとしています。
また、この機能は「メッセージ」アプリや「ウォレット」アプリのほか、カメラアプリの新たな「Siri」モードを通じても利用できるとしています。カメラをレシートに向けるだけで、AIが状況を判断し、割り勘の操作を提案する仕組みが取り入れられています。
IT専門家などの間では、操作が非常に直感的で利便性が高いと評価される一方で、利用者同士が事前に「Apple Cash」の設定を済ませておく必要がある点が課題として指摘されています。アップルとしては、日常的な決済における利便性を高めることで、自社の金融サービスへの囲い込みを強化する方針です。
