アメリカのIT大手アップルは、ティム・クックCEO(最高経営責任者)が今年退任し、後任にジョン・ターナス氏が就任すると発表しました。これに関連して、クックCEOが次期CEOに向けて送るアドバイスの内容が明らかになりました。
かつてスティーブ・ジョブズ氏がクック氏にCEOを引き継いだ際、「ジョブズ氏ならどうするかを決して問うな」「ただ正しいことを実行しろ」とアドバイスしたということです。
アメリカの経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューにおいて、クックCEOは「後任の人物に一つだけ伝えるとしたら何か」という質問に答えました。クックCEOは、後任がターナス氏になることを見据えたうえで、自身の考えを詳細に語ったということです。
クックCEOは、ジョブズ氏と同じような言葉をかけるとしたうえで、「自分らしくあることが重要だ」と強調しています。他人の思考に自分を当てはめようとすると、身動きが取れなくなるおそれがあるためだということです。
さらに、「会社の価値観という北極星をしっかりと見つめ続けるべきだ」と述べています。価値観を正しく持ち、目標を明確に見据えていれば、一時的に軌道から外れたとしても、最終的には正しい道に戻ることができるとしています。
アップルとしては、経営トップが交代するなかでも、これまでの企業理念や価値観を維持し、長期的な方針を見失わずに事業を展開していく方針です。
