アップルは、クパチーノにあるオフィスビルを購入したと発表しました。市の記録によれば、同社はクパチーノ・ゲートウェイと呼ばれる3棟の複合施設を、現金約260億円(1億6690万ドル)で購入したということです。
この取引は、サンタクララ郡の登記所に提出された書類によると、約2万平方メートルのオフィススペースを対象としており、6月24日に完了したとされています。
アップルは、すでにこの物件をアップル・タンタウ・セブンとして賃貸しており、アップルパークのすぐ南に位置しています。
アップルが馴染みのある物件を取得する動き
アップルにとって、このような動きは新しいことではありません。『ザ・マーキュリー・ニュース』によれば、同社は過去数年間にわたり、賃貸している建物を所有物に転換する動きを進めてきたとしています。特に本社があるクパチーノで、この傾向が顕著です。
これは、大規模な新築工事を必要とせずに、依存する不動産に対する管理を強化する静かで一貫した戦略です。
また、この購入は、同社が北サンノゼにある別のオフィスビルをサムスンに売却した直後に行われたもので、タイミングも注目されています。
最終的に、この取引はアップルの不動産戦略が他の主要なテクノロジー企業と異なることを示す一例です。多くの企業がスペースを削減したり、未使用のスペースをリストに挙げたり、長期リースから完全に撤退したりしている中、アップルは特に南湾地域の馴染みのある場所において、重要な拠点を強化し続ける方針です。