アップルは、サウスベイ地域での不動産取得を進め、350億ドル(約5425億円)で新たなオフィスキャンパスを購入したと発表しました。これは、サンタクララバレーにおける重要な戦略の一環であるということです。
シリコンバレーのニュースサイトSiliconValley.comによりますと、アップルはサニーベールにあるマチルダコモンズの購入を完了し、2棟のオフィスビルで構成されるこのキャンパスは、約3万5500平方メートルの広さを持ち、最大1900人の従業員を収容できるということです。
アップルのグローバル不動産・施設担当副社長であるクリスティーナ・ラスペ氏は、「サンタクララバレーは40年以上にわたりアップルの本拠地であり、ここでのチームのために世界クラスの施設を提供し続けることを誇りに思っています」と述べています。
この購入は、今年のベイエリアでの最大のオフィス取引の一つとなり、サウスベイ地域での長期的なリースを完全所有に転換するというアップルの最近の方針に合致しているということです。
また、SiliconValley.comによれば、2021年には5棟のオフィスビルを450億ドル(約6975億円)で購入し、2023年には10棟からなるキャンパス「アップルリザルツウェイ」を購入、さらに2023年には70億ドル(約1085億円)でオフィスビルを購入したとしています。