アメリカのIT大手アップルは、同社初となる折りたたみ式スマートフォン「iPhone Duo」を発表し、最高等級の防塵・防水性能である「IP68」に対応したことを明らかにしました。一方で、この性能は永続的なものではなく、使用に伴い低下する可能性があるとしています。
アップルの公式ウェブサイトに記載された注記によりますと、「iPhone Duo」は管理された実験室の条件下でテストが行われ、水深6メートルで最大30分間耐えられる「IP68」の評価を獲得したということです。しかし、防沫・防水・防塵性能は永続的な状態ではなく、日常的な使用による摩耗によってその効果が低下する可能性があると説明しています。
一般的な板状のスマートフォンにおいては、外部からの損傷がない限り、防塵・防水性能が急激に変化することは少ないとされています。しかし、折りたたみ式端末にはヒンジなどの可動部が存在するため、構造上、時間の経過とともに保護性能が失われやすいということです。
こうした傾向は、他社の折りたたみ式スマートフォンでも同様に見られます。アメリカのグーグルは、昨年発売した「Pixel 10 Pro Fold」で折りたたみ式として初めて「IP68」に対応し、最新の「Pixel 11 Pro Fold」でも同等の性能を維持しています。しかし、グーグルも注記において、出荷時には基準を満たしているものの、日常的な摩耗や修理、落下などによって性能が低下、あるいは失われる可能性があるとしています。また、中国のオナー(Honor)が展開する「Magic V6」などでも、同様の注意喚起が行われているということです。
一方で、韓国のサムスン電子が展開する最新の折りたたみ式端末の防塵・防水性能は「IP48」にとどまっています。こうした中、アップルが初代モデルから「IP68」の高い保護性能を実現したことは、折りたたみ式端末市場における技術的な進展として注目されているということです。