アメリカのIT大手、アップルの次期最高経営責任者(CEO)に就任する予定のジョン・ターナス氏が、同社のサービス事業を今後も拡大していく方針を示したと発表しました。
ターナス氏はこれまでハードウェア部門でキャリアを築き、サービス事業には直接的に関与してきませんでした。しかし、アメリカのメディアの報道によりますと、先週開かれた従業員向けの集会において、ターナス氏はサービス部門の成果を高く評価し、今後もこの重要な事業を成長させる意向を明らかにしたということです。
集会の中でターナス氏は、「ハードウェア、ソフトウェア、そしてサービスを結びつけることこそが、私たちの事業のすばらしい点です」と述べました。そのうえで、「ハードウェアとソフトウェアの間にどのような機会があるのかを見極め、サービス事業の拡大を続けていく方針です」としています。
また、決済サービスの「Apple Pay(アップルペイ)」を成功例として挙げ、「商取引のあり方や人々の買い物の方法を大きく変えました。私たちが提供するすべての要素が完璧に組み合わさったものであり、そこにはまだ多くの成長の機会が存在しています」と強調しました。
現在のティム・クックCEOの体制下では、サービス事業が大幅に拡大し、製品の売り上げが伸び悩む時期においても会社の収益を支える重要な柱となってきました。
ハードウェアの専門家であるターナス氏が、サービス事業を今後も会社の重要な事業として位置づける姿勢を示したことで、アップルの基本的な事業戦略は新体制のもとでも維持される見通しです。新体制において、具体的な優先課題がどのように展開されていくのか、今後の動向が注目されるということです。
