ソフトウェア大手のアトラシアンは、自社の情報共有ソフトウェアに蓄積されたデータを図表やアプリケーションに自動で変換する、新たなAI=人工知能の機能などを発表しました。
アトラシアンが発表したのは、情報共有ソフトウェア「Confluence(コンフルエンス)」向けに提供される視覚化ツール「Remix」の試験版などです。
このツールは、システム内に保存されたデータや情報を分析し、最適なグラフや図表を自動で提案して作成する機能を持っています。利用者は、別のソフトウェアを起動することなく、視覚的な資料を作成できるということです。
また、外部のサービスと連携してシステム内で動作する、3つの新しいAIエージェント機能もあわせて発表されました。 これらを利用することで、開発支援ツール「Lovable」や「Replit」を通じて製品のアイデアや技術文書から試作アプリを構築できるほか、作成ツール「Gamma」と連携してプレゼンテーション用のスライド資料を自動で作成することも可能になるとしています。
アトラシアンの担当幹部は、公式ブログの中で「これらの機能により、1つのページが次の作業の出発点となる。チームは単なる文書管理にとどまらず、次世代の製品や体験を生み出すことができる」と強調しています。
IT業界では現在、新たなAI専用のシステムを導入するのではなく、従業員が日常的に使用している既存の業務ツールにAIを組み込む動きが広がっています。 アメリカのセールスフォースやオープンAIなどの大手企業も同様の取り組みを進めており、アトラシアンも今年2月にプロジェクト管理ツール「Jira(ジラ)」にAIエージェントを追加しています。
同社の担当幹部は「技術は裏方に徹し、人々が本来の業務に集中できるようにすべきだ」としており、今後も既存の業務プロセスにAIを統合していく方針です。
