アマゾンは、Apple Watchアプリとウェアラブルデバイス「Bee」の買収を進めていると発表しました。Beeは、会話やタスク、場所などを記録し、要約や個人の洞察、タイムリーなリマインダーを提供するAIプラットフォームです。
Beeのウェブサイトには「Beeはアマゾンに加わります」とのバナーが掲示されており、創設者のマリア・デ・ルルデス・ゾロ氏による声明にリンクしています。
ゾロ氏は「Beeを始めたとき、AIが個人に本当に寄り添い、技術が生活を理解し向上させる世界を想像しました。素晴らしいチームとコミュニティとともに始まった夢が、今アマゾンという新しいホームを見つけました。」と述べています。
ただし、ゾロ氏の声明とは異なり、アマゾンはTechCrunchに対し、買収はまだ完了していないと述べています。しかし、アマゾンの広報担当者は、Beeの従業員にアマゾンへの参加を打診しているとしています。
この買収により、アマゾンはEchoホームスピーカーの機能を外部に拡張することが可能となりますが、ユーザーの会話を記録するデバイスに関連するプライバシー問題にどのように対処するかは不明です。Beeは以前、登録された声のみを記録する機能を開発中であると述べていましたが、現在のプライバシーポリシーにはこのオプションについての記載はありません。