アメリカのNASA=航空宇宙局は、現在実施している「アルテミス2号」のミッションにおいて、リード・ワイズマン船長が市販のスマートフォンを使用して月面の写真を撮影したと発表しました。
NASAのジャレッド・アイザックマン長官によりますと、宇宙飛行士に最新のスマートフォンを宇宙船内に持ち込むことを許可したのは、今回が初めてだということです。NASAは、市販のデジタル機器を宇宙空間での記録活動に積極的に活用していく方針を示しています。
今回のミッションでは、4台の「iPhone 17 Pro Max」のほか、アクションカメラやデジタル一眼レフカメラなどが記録用として使用されています。撮影された画像は、NASAの公式画像共有サイトで順次公開される方針です。
NASAによりますと、宇宙船「オリオン」が地球への帰還軌道に乗るため月に最接近した際、乗組員は船内の照明をすべて消し、窓から見える月面の様子を交代で撮影したということです。
その際に行われていたライブ配信の中で、ワイズマン船長は自身のスマートフォンをカメラに向け、撮影したばかりの月面の画像を披露しました。船長は、スマートフォンの8倍ズーム機能を使用して撮影したと説明しています。また、地上の管制センターは、この画像に写っているのが月面の「チェビシェフ・クレーター」であることを確認したということです。
広報担当のリア・ムスタチオ氏によりますと、乗組員は現在、撮影した画像データを地球へ送信する作業などを進めているということです。NASAは、データが届き次第、高解像度の画像を公式ウェブサイトなどで公開するとしています。
